NEW!! (2024/10/17 11:55)
今年からの大きな改善点として、四球に関して打者の査定ポイントを上げる
というのがあった。結果は以下の通り。
(昨季)総四球数 387個 一試合当り四球数 2.7個
(今季)総四球数 349個 一試合当り四球数 2.4個
何の事はない、逆に減少してしまった。
自分は、四球は選球眼で取るものではなく、打者の出塁意欲で獲るもの
だと思っている。投手から見て、打者の四球狙いというのはわかるもの。
だから、打撃成績の悪い下位打線に対しても四球を出してしまう。
ところが、西武打者はヒットや長打を打つことに専念しすぎている。
以下、貧打線についてのナベ代行のコメント(8月)。
「今後は、追い込まれたら四球狙いでもいいという打席を作ってみたり、、
そういう自己犠牲も必要になってくる」→ 四球出塁が自己犠牲??
四球というのは、走者を出せる上に相手投手の球数も増える、野手のエラーも
出やすくなる、打者の出塁率も向上といった良いことばかりの攻撃ツールのはずだが。
根本的に、指揮官(代行)の意識がずれていた。打撃コーチも同じく。
「打てなければ(打たない限り)点は入らない、勝てない」との間違った固定観念。
相手投手は「打たれたくない」、「四球も出したくない」という二段構えの心理でいる。
ところが、西武打者は1球目から積極的に?振り回してきてくれる。これは相手の投手
、守備陣、監督にとってはすごく樂。なぜなら、
元々の貧打線に加えて、四球リスクがない、マン振り。打ち取ることだけに専念できる。
3ー2というカウントには、滅多にならない。よって球数も少なくて済む。
西口新監督には、これから来季開幕までの時間を使って、チーム内に攻撃における四球
の有効性、付帯価値を再認識させていって欲しい(投手陣を含めて)。