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広島東洋カープ掲示板
1194990
ちりめんthe子
2025/09/12 07:00
(MTU1ZDJ)
>>1194986
妄想でも夢想でも、人間というものは、そこから希望の光を見出すと強くなるものじゃ。
それは、恋する気持ちにも似て、日常の活力を与えるし、辛い中でも何とか頑張ろうという気力を持たせてくれる。
それが、優勝というチームとして最高の形になればファンとして言うことはないが、残念ながら近年のカープの戦力と経営方針からすると、それは望みうべくもない。
そうなると、ワシなんぞは夢想好きにして現実主義者じゃから、最初から優勝などという叶わぬ夢は放棄したも同然で、各選手の予想外の活躍や、成長の夢を見る。
羽月が盗塁して本領発揮するだけではなく、スタメンで複数安打を放つ時。
「打てない」と非難される石原が、長打や猛打賞で、捕手としても輝ける日。
頼りない遠藤が、HRを浴びずに5回以降も投げて、勝ち星を挙げる試合。
攻走守のうち「攻」以外は超一流の大盛が、打撃で大活躍してくれる時期。
これらは、それこそ10試合から数十試合に1度くらいの割合で交互に訪れる現象で、それが日常的に見られるようになればエエな、と夢想に拍車が掛かる。
低空飛行していた中村奨成に、「何とか頭角を現してくれえ」と悲しいほどの懇願の声を寄せていた人たちは、
むかし心を寄せていた女性が、再び目の前に現われて欲しいと願う気持ちにも似た切なさで、果てない夢を追っていたじゃろう。
以前から才能の片鱗は見せても安定しなかった小園が、今や「4割打者ではないんか?」と思うくらい安打を放っている。
守備では矢野にショートのポジションを奪われてサードに回った時も、打撃好調なのにポジションをいじられる今季も、彼は「平常心でやっている」と言う。
日曜の巨人戦で、解説者の山本浩二はアナウンサーから小園はどうですかと問われ、「いつもの通りやっていますよ」と強調した。
他方、中村奨成は今季、まるで宗教的に開眼したかと驚くほどに、謙虚でひたむきな姿勢を示すようになった。それが打撃の結果に反映している。
小園の「平常心」と奨成の「謙虚な真摯さ」、この2つの大きな器が、今季終盤から来季に向け、困難な課題だらけのカープの希望の光になってくれるとエエのう。