思うに文春が西武ばかり狙うのではない。西武ばかりがガードが甘いのだと思う。
昨年5月の山川事件が一つの先例になっている。要するに、球団としての
懲戒処分の基準を、「家庭内の問題であるか否か、警察沙汰になったか否か」
ということに置いてしまったようだ。ライオンズ憲章なんて、もう関係ない。
山川は不起訴とはいえ、一旦警察沙汰になったので無期限出場停止。
その後の岸と源田の不倫問題は、一応家庭内のことだからセーフ、処分なし。
なまじ処分を下すと、上層部の管理責任まで問われかねない。結果として誰かが
連帯責任を取らされるのも馬鹿馬鹿しい。今後ともなるべく穏便に済ませよう。
要するに、臭い物にはフタである。完全にそういう体質になってしまっている。
昨年12/4、キャプテン制度廃止発表の前日に岸の年棒更改が終了した。
結果は45%アップの2400万。多少、数字は上がったがおかしくないか?
彼は3年前の9月にも一度文春に抜かれている。その際、球団からの事情聴取
に対して「ナンパはやったが、不倫には一切至っていない」とのことで処分なし。
ところが、これは虚偽報告だった。実際には5人くらいの女性と関係を持ちその後
も続いていた。だから、昨年の7月に文春が続報として追及してきた。
だが、昨年の騒動についても処分なし。処分しなかった以上、これを理由に下げる
わけにもいかずオフには45%も年棒アップ。こういうのを「負の連鎖」という。
西武は、今後とも文春のおいしいネタ元として、売り上げに貢献し続けることだろう。
「野球はからっきし下手だが、女には目がない」、これが今後の西武の新伝統。
わが家は、親子三代のライオンズファン(自分はその真中)。今の球団体質では、
先が思いやられる。新春早々、きついことを書かせてもらったがご容赦願いたい。