ちりめんthe子 (ID:MTU1ZDJ)
《置かれた場所で咲きなさい》…これは、シスター渡辺和子さんの言葉じゃが、昨日の試合は、その言葉を思い出させた。

育成出身という前川は、今後の抱負を聞かれて、《泥臭く》活躍したいと言った。
自分が育成出身だからという意味ではなく、あくまで今の自分の実力や信用度をわきまえた上での謙虚な発言、と受け取れた。

あわやサヨナラ負け、という場面でライトからの返球で2塁からの生還を阻止した中村奨成。
直後の彼の態度は、決して自分の手柄に浮かれたところは無く、あくまで「自分は与えられた役割を果しただけ」という謙虚な姿勢を示していた。

足を負傷しながらバント要員として代打に立ち、見事にバントを決めた小園。
彼は、今のカープ打線の中心でありながら、数試合前にも1点を追う場面でバントを命じられることさえあった。

ドラフト1位だの育成出身だの言っても、誰も上の命令には逆らえないし、与えられた状況の中で実力を示した者だけが残る。
新井監督の選手起用がエコヒイキだの若手育成の見地に欠けるだのと言われても、そもそも組織において<人事が公平に行われることは無い>。

例えば、今では滅多に出番がなくなった會澤は、新井監督就任当初に「キャッチャーは坂倉中心で行く」と言われて、自分はどうしたらいいのか、と戸惑ったという。
打撃面で衰えを隠せない會澤は、いざとなると守備固めのように便利に使われるが、ベテランなりの存在意義を「置かれた場所で咲かせる」ように示している。

新井監督の選手起用や作戦に、<決してブレない信念>は見えないし、若手や非レギュラー選手を積極的に試しているとも感じられない。
それでも、数少ないチャンスを生かすかどうかは、最近の大盛や中村奨成の打撃を見れば、やはり本人の忍耐と力によって結果が出て来ることは明らかじゃろう。

高投手や前川のように、若鯉が活躍すれば未来が明るく思えるから、ファンは希望を持って喜ぶ。
しかし彼等も、今後無条件には使われない。
とりあえずは、その時々に置かれた場所で咲くしかない。
かつて道を踏み外したように低空飛行を続けていた中村奨成が、まるで心を入れ替えたように、虚心坦懐な面持ちで活躍するのを見るのは、楽しいし、心強い。

みんな、置かれた場所で咲きんさい。
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💬 返信コメント:1件

Carp Diem (ID:ZDY2NWZ)
>>1168230

ちりめんさん、すばらしいコメントをありがとうございます。
雙葉中高ご出身の渡辺和子さんのこの言葉は、宗教を超えて、僕のような人間でも聞いたことがあり、
ちょうど今、その言葉をかみしめながら新たな部署で任に当たっているところです。

カープの選手たちの現況、特に昨晩の試合には、まさにそれぞれの選手が置かれた場所で咲く姿をみられたように思います。
特に若手選手は、打順も守備位置も日々変えられる選手が何人もいます。
ベテラン選手も、コメントあった會澤選手、慣れない代打など、置かれた場所で必死にがんばっていると思います。
与えられた役割をしっかりと謙虚にこなそうとする姿は、ファンとして応援で後押ししたくなります。
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⚾️好きな選手:北別府、津田、大野、栗林、岡本
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