カープ誕生以来の90歳代フアンです。
当時より、期待を込めた辛口忠言を中心に中国新聞の投稿欄に何度も掲載されてきました。ところが近年、その種の内容のものは殆どボツになり、ここ1.2年は全てomitとなりました。
そのことにも疑問を抱きながら、それでも諦めずボツを承知で投稿を続けながら、思い余って直近のボツ原稿を下に載せてみました。ご笑覧ください。
17日、マツダ球場での対DeNA戦が雨で中断中のカープベンチで、物まねの仕草でふざける選手を囲んで笑い興じる数人の選手の姿をテレビが報じていた。これを見た瞬間、思わず「何をやってるんだ」と叫びたくなった。試合終了後ならまだしも、プレーへの集中力や緊張感を維持しながら試合再開に備えるべき時であるはずなのに、である。この場面から、今シーズンのカープの決定的な負の側面を垣間見た感がした。想えばカープは、原爆の惨禍から復興を目指す広島市民、県民の心の支えとして誕生した球団である。故にフアンの応援が熱烈だった半面、選手への注文も厳しいものだった。それに比べて今の応援の姿は、率直に言って優しさ一辺倒に過ぎていないだろうか。だから昔が良かったと言う訳ではない。ただ「過ぎたるは及ばざるがごとし」とも言うように、優しさも過ぎれば、逆に選手の甘えに繋がらないかと不安になる。フアンとしても、「プロ野球選手はタレントではない」という認識のもとに選手に接する配慮も必要ではないかと思うのだが。