>>1065078
英国のクラシックで「威風堂々」という曲がある通り、いくら駄目駄目でも、プリンスはあくまで誇り高く、下を向かないんじゃ。
これがプリンスと言われる所以じゃ。
全く、面白い位に堂林叩きのオンパレードじゃのう。
これはたぶん、これまで肝心な所で皆をガッカリさせるたびにポイントがつく、彼の「負のスタンプカード」が満杯になったんじゃろう。
最後の打席で汚名返上の左中間HRが出るとか、1死1・2塁でタイムリーが1本出るとかしていたら、ここまで非難囂々の大合唱にはならんかったろう。
しかし、ファースト・サード・レフトと3つ以上の守備をこなし、バントも結構上手で、長身ながら足もあり、今季は余り出ていないが長打力もある。
そんな選手はそう居ない。
じゃから緒方監督はともかく、佐々岡サンも新井監督も彼を使うのは、それなりの現場事情があるんじゃろう。
皆さんが怒るのは当然の流れじゃし、ワシもガッカリじゃが、昨日の試合はベイスターズが連敗脱出するシナリオの要素がアリアリじゃった。
彼等のツキも展開も、プリンスのエラーも。
同点のまま仮に延長になって、末さん以外に期待できる打者は居たじゃろうか?
先攻じゃから不利には違いない。
その中で、末さんは今年になって身体が絞られて、顔つきまで精悍になり、守備も随分巧くなってきた。
何より、終盤に10球以上粘った打席は、誰もが感心した。
実際に打点に表われておるが、何より勝負強く、頼りになる4番打者になってきた。
昨日の小園は不発に終わったが、彼の好調と末さんの頼もしさ、そしてファビアンの存在が、今季のカープ打線を楽しいものにしている。
そんな中、末さんが特大の一発をかましたものの、前回は攻略した東が、今回はリベンジした訳じゃ。
色々悔しい点、選手起用で「こうすればエエのに」と思える点もあるが、
プロなんじゃから、エコヒイキではなく総合的な判断で選手を起用していると信じたい。
何よりあの非力な打線で首位戦線にいるわけじゃから、その指揮官を疑ったら、首位や2位にいるチームを否定することになる。
森下クンは気の毒じゃったが、また打線がエエ時もあるよ。
そして頼もしくなった末さんに期待し、奨成やプリンスが過去をはね返す如く、ナニクソと打ってくれるよう祈っておるよ。