明日キャンプイン。今年はより実戦的なキャンプをやって欲しい
西武では毎年のキャンプ打ち上げ後、監督から「充実したキャンプができた」
との余裕のコメントが出る。
ところが、事後のオープン戦、公式戦を見るにつけその実態は明らか。
投手陣は別として、バックの守備では凡エラーと中継、カバーミス、捕逸が多い。
攻撃は各打者が順番に打っていくだけ。２１２打線だがバントは原則やらない、
やっても下手。ましてセーフティーやバスターなどもってのほか。進塁打もなし。
スクイズや犠牲フライは元々試みない。その他四球が少なく出ても牽制死、併殺
が多い。盗塁もたまさかのこと。重盗、エンドランなどは滅多に見ない。
ないないづくしで得点も入らない。

歴代監督の言う「充実したキャンプ」とは、
�@クリーンヒットや本塁打を打つための、個々のフリーバッティング練習と
�Aポジションごとの捕殺、刺殺、せいぜい併殺の守備練習に多くの時間を割けた、
　ということだったらしい。
結果その充実したキャンプ終了後、選手たちはバント一つろくにできない状態。
だがそのままシーズンイン。

かつて落合中日（初年度）で、キャンプ初日から紅白戦をやって話題になった
ことがある。理由は「勝つために」。
今年はこれくらいの実戦的なキャンプをやって欲しい。
キャンプのためのキャンプ、笑顔で和気あいあいのキャンプはもう結構。
何より、今のチームは焼け野原状態（里崎氏）。そんな余裕はないはず。