最初に平良の先発転向を聞いた時、「もったいないなぁ」と感じてしまった。
先発だと、彼の大きな武器であるクイックモーションをずっと続けるのは
体力的に無理。実際先発転向後は、ほぼ普通のモーションだった。
彼はクイックによって、打者に対して体感で5kほど直球を速く見せていた。
加えて売り出した頃の、最速160k、平均155k以上の直球のスピードが
年々確実に落ちてきている(先発転向以前でも)。4年ほど前の投球録画で
確認したが、間違いない。当時は、数字的に軒並み155〜159k。
打者も空振り、見送り後呆然とした表情。それが昨年は平均151.3k。
以前バンクの柳田が「打てない」と嘆いていた平良だが、上記2つの理由により、
徐々に並みの投手になってきている。
これは本人も自覚していることだろうし、だから「先発」なのかもしれない。
それとMLBでもクローザーでリベラというレジェンドがいた。その後チャップマン、
今ではトランペットの登場曲で有名なメッツのディアスがいる。みんな先発に
負けないだけの高い評価と高給を得ている。あと日米双方で大活躍した大魔神もいる。
平良はもう一度直球のスピードをとり戻した上で、ナンバー1ではなくオンリー1を
目指すべきだと思う。