18663甚だしく横道 逸夫(よこみち それお) 
>>18662
吉松駅の思い出。
新卒で入社した会社を辞めしばらくヒマだった1990年代後半のある時、10日間の九州鉄道旅行に出かけました。鹿児島→宮崎へ移動する際「ふつうに日豊本線で行くのもなぁ・・・」と考え、途中の隼人駅で肥薩線に乗り換えて吉松駅に向かい、そこから熊本駅発の急行「えびの」で宮崎駅に向かうことにしました。お昼過ぎに閑散とした吉松駅のホームに降り立ち、20分程度の接続待ちをホームで過ごすことにしました。ホーム上にはシャッターで閉じられた売店が。「Kiosk」ではなく「たまり」(←後でわかったのですが地元の駅弁業者)の看板がついていました。年季の入った売店の周りを一周すると、ガラスケースに駅弁のサンプルが入っているのを発見。ですが、シャッターが。買いたいのに買えない・・・。地団駄を踏む気持ちでいた所、どこからともなくスーパーの買い物かごを携えた人が現れ、売店の開店準備を始めました。恐る恐るその買い物かごの中を覗くと、サンプルと同じお弁当とお茶が!! 目がハートになった私はすかさず「お弁当とお茶ください!!」。「えびの」到着直前に無事購入と相成りました。
やって来たキハ58形急行「えびの」は国鉄時代では考えられないような2両という短編成、車体もJR九州らしく原色の青色一色塗りで「EBINO KUMAGAWA SEAGAIA」などの文字が賑やかな「いかにも平成」な出で立ちでしたが、車内は昭和そのもの。座席は背もたれが直角の4人ボックスではなく廃車になった特急列車のお下がりに取り替えられていましたが明らかに昭和の特急の座席(ついでに言うとお手洗が垂れ流し式という・・・)。ノスタルジックな車内で素朴なお弁当をいただきながらの、楽しい宮崎への移動となりました。
左がその時購入したお弁当の掛け紙(低価格!)、右が2000年代に再訪した吉松駅で購入した時の掛け紙。中身はどちらも田舎のおばあちゃんが作ったって感じの、和風のおかず中心の幕の内弁当でした。
現在では「たまり」さんは閉業してしまった模様。残念です。

長文、失礼いたしました
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