自信を持ったドラ戦士たち
投打の不振と采配失敗続きで、地獄の淵から伸びた魔物の手に片足つかまれたのが山形の夜。
翌日、すんでの所で踏ん張った細川が神宿るバットで一閃。悪い気を払い除けてからは、選手間に淀んでいた「チャンスはピンチ」の弱気が霧散した。
あの勝負弱さは何だったのだろう?と思うほど、効果的に決勝点が入るし、ピンチも凌げるようになった。
今の試合ぶりで傾向づいているのは、自然の流れの中にいる方が点が入りやすいということだ。
今の雰囲気だと、ともすけがいうように監督がしゃしゃり出てくる展開ほど作戦自体が頓挫したり、期待を背負わされた選手が働けないことが多い。
選手たちが力を発揮しやすい空気さえあれば、彼らに任せた方がいいのだ。
監督は指揮官じゃなく調整役、ドジャースシステムは伊達じゃなかった。
行けるところまで、このままを崩さずに走り続けて欲しい。