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ワニ肉食が話題となったラリー・パリッシュはNPBの取り組みにつき、「練習し過ぎ」と批判していたが、試合前の練習で疲弊しては本末転倒という意味。そこは一理ある。
ではキャンプにおける練習はどうか?
そこでも回復の時間を確保しながらやるのが効率的ではあるが、追い込まないと得られないものもある。本番では疲れ果ててもグラウンドに立っていないといけない場面もあるから。
よって特訓的な要素がすぐさま否定されるべきではなく、問題なのは時間を費やさない事を悪と見たり、非科学的・懲罰的な根性だけを鍛えるトレーニングを美徳と見る傾向だろう。
人にはそれぞれに合った方法や伸ばしたいポイントがあり、一律ではない。
だから、逆説的だがキャンプでヘトヘトになるまでやりたい人はやれば良い。
落合さんはその辺りを良く見ていて、選手によって要求する内容が違っていた。
荒木選手や森野選手が泥だらけになる中でベテラン勢がマイペースでやっていたのは単なる優遇ではない。
井上さんがどうかはわからないが、少なくとも選手一人一人の事は良く見ているのはこれまでの言動から確かだと思うので、意気に感じた選手達がそれぞれの課題を見つけて意欲的に取り組んでくれるものと期待している。
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