日本代表や巨人のデータ活用責任者を招聘したこととヘッドコーチを置かなかったことが関係しているのかどうか興味を持っています。

オーダーを組んだり作戦を立てる際、監督の決裁の手前で実権を握るのはヘッドコーチである場合が多いと思います。
しかし、ここでデータ重用の考えがあるなら、監督自身と同様なキャリアとバックボーンを持つ現役上がりより、統計に明るい研究者を監督に近い所に置く方が効果的という訳です。

2017年のWBCを振り返ると、メジャー組からは青木宣親しか参加しないという小粒なチームで、予選ラウンドでは全勝ながら渡米しての準決勝で米国に敗れました。
戦い方を観ると、他の大会時と同じく盗塁も送りバントも普通に行っていたので、セイバー信奉チームではなかったようです。
「データを活かす」と「データに囚われる」とは違うのですが、ここのさじ加減をどうするのか見ものだと思います。