名無しさん (ID:OTQ2NmJ)
長くなってすみませんが。
統計学を仕事で用いる立場から眺めると、野球における指標の持つ意味は怪しいものが多く、意思決定の根拠としては危なくて使えず、概ねの傾向として参考にする位が丁度良いと思います。
例えば送りバントの有益性について。
これを扱った栗山氏の論文にも「結論付けるにはサンプルが少ない」的な註が確かあったかと思います。その上、実はそもそもサンプルが集めにくい。何故か。
確率とは厳密には同じケースを繰り返した中での結果の割合であり、一口に「一死二塁」といっても、メンバーが違えば「違うケース」となるからです。
だから、投手を始めとする守備陣と打者・走者との力量差によっては有効な作戦となり、終盤の決定機とか、なかなか打てない好投手への対策においては意味がありそうです。
打率にしても相手投手や状況によってバラつきが大きく、過去の傾向が将来を保証するものではありません。
「大数の法則」を根拠とする意見もあるかもしれませんが、平均に収束しそうにないものを沢山観測しても一つの正解に近づく事はありません。
尤も、数値に意味がないと言うつもりはなく、それだけで決めつけるのが残念、という意見です。
プロの作戦立案者には、指標を上手く使いつつ、最後は選手の状態を見極めた上でのエキスパートジャッジメントが求められると考えます(経営者と同様ですね)。
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