かつて中日とカープに在籍したアレックスをご存知だろうか。ドラゴンズファンでアレックスファンの少年は脳腫瘍を患い、名古屋の病院に入院中だった。手紙を送ると大好きなアレックスが少年のお見舞いに来てくれました。
その後も時々アレックスは少年のお見舞いに来て励まし続けました。2007年6月、アレックスはカープと契約。もう会えないと思っていたある日、少年は病院の廊下を進んでいました。歩くことはできず、ずっと車椅子の生活を続けていました。
すると前からアレックスが。少年に気づいたアレックスが手を振る。その時です。歩くことはもちろん、自分の足で立つことすら出来なかった少年が車椅子から立ち上がりおぼつかない足取りで1歩ずつアレックスのもとに歩いて来たのです。
ついにアレックスのところまで歩いていった。奇跡だ。アレックスは言葉が出ませんでした。
目の前の少年を抱き寄せ、アレックスの目からは大粒の涙が溢れています。少年の病状はその日から早い回復を見せ、完治に至るのでした。アレックスの優しさが不治の病の少年の病気を治した。