エラーで勝ちを逃した余りの悔しさに、談論風発。その中でも意外じゃったのは、エラーのこと以上に、栗ちゃんの抑えに駄目出しが余りに多いことじゃった。

栗ちゃんについては、デビュー年とその翌年に神がかり的な抑えをしてきた頃に「今こんな風に賛美していても、打たれ始めると散々に言うんじゃろ」とワシが予言した通り、
選手を大切にしているファンとは思えない、容赦ないコキ下ろしばかりじゃ。
ワシの知人で、実に謙虚な広島人がおるが、彼にコースケや中崎の名を出すと、「3連覇に多大な功績を残した」と尊敬の念が先に出て、そんな手のひら返しはできんようじゃ。

たしかに栗ちゃんの球にキレはなくなり、コントロールも定まらなくなってきた。
今日は四球を1つ出しただけじゃが、まるで最近の不調が1つ1つ押されたポイントカードで遂に一杯になったように、「栗林はもうダメだ」という論調になってしまった。

栗ちゃんが疲れている、あるいは壁に当たっているのは確かじゃが、DeNAの山崎のようになっては欲しくないし、まだ若い。

そんな願いと共に、今日の＜小園のワンバウンド送球、それを捕れなかったどころか当てずに逸らした二俣、それからそれを末さんがカバーするのが遅れた＞点の
指摘が多いのは当然ながら、いつもの「1つ負けると悲観論続出」よりも、膿を徹底的に出したら良い、とばかりにそもそも論・開き直り・冷静な批判が多いのは救いじゃった。

プラス材料は、守備の欠陥はこの4連敗で明らかになったにせよ、若手は育ってきたし、末さんは2ランに勝ち越しの巧打、と頼もしい四番になってきたこと。
それを頼みに、明日以降の試合が良くなることを願うしか無いのう。