薫風そよぐエエ季節になってきたのう。球音が、優しい風の中に響くのが平和を象徴するようじゃ。
昨日の危険球騒ぎの中、ゴリラ(ワシとカミさんはサトテルのことを今でもこう呼ぶ)が矢野と気楽に話しているのをカメラが捉えていた。
ホームラン2本に2塁打と絶好調だったゴリラの機嫌が良かったのは当然じゃが、「俺らはプレーに集中したいねえ。知らんけど」とでも言っているようじゃった。
世の中、どんないきさつでどうなるか先は見えんし、立場やら意地やら「舐められたら敵わん」とばかり過剰反応することやらと色々あるが、
やはりいつも心は、カラッとしていたいもんじゃのう、こんな春の陽気のように。
その意味では、やや引き気味ながらも落ち着いた反応を示していた新井監督を始めとしたカープナインと、トボけたゴリラとジェントルマンの坂本が春を感じさせた。
試合は大敗じゃったが、鯉の季節にカープらしいエエ感じを残した。
そしてやり込められたがゴリラと、坂本は敵ながらあっぱれじゃった。
球音がコーンとエエ音がするように、いつもカラッとしていたいもんじゃのう。
そうした心の余裕が、カープの躍進に結びつくことを期待しておる。