【震災から30年…】
想うところもあり、週末は3日間かけてじっくりと神戸の慰霊碑、関連地めぐりをさせてもらった。特に長田地区は地震後、訪れた想いもあり感慨深かった。また阪神淡路震災の資料館も以前より時間をかけて見学できた。そして初めて訪ねた津ミュージアムでは震災の特別展があり、新たなことも知り得た。学びに終わりはなく、年齢を重ねるとまた違った角度から感じることも多々あり感無量である…
【あの時のオリックス…】
あの地震当日、仰木監督は会議で東京に滞在していた。神戸に早く戻りたかったが交通網は厳しかった。戻ると途方にくれる市民たちから逆に、オリックス頑張ってくださいと声をかけられた。仰木監督は優勝して、神戸の人たちを勇気づけなければと心に誓った…
そして、神戸では試合開催が危ぶまれ、さらに本拠地変更も検討されていた。そこに待ったをかけたのが宮内オーナーである。こんな時に神戸を逃げ出して、何が市民球団だ。お客さんが一人も来なくてもいいから絶対に神戸でやる…開幕戦は満席だった
【あれから30年、そしてこれからも…】
ある人にとって30年は、人生の3分の1の通過点である。またある人にとって人生の半分である。そして、中には一生分にあたる人もいる…
オリックスは優勝するだけが目標ではない、命の大切さ、人の生きる道…
様々なことを風化させないような呼びかけ…それもまたオリックスのさだめだと感じ、神戸をあとにしました…春がこない冬はない…球春近し…