ヤクルト春季キャンプ(29日、沖縄・浦添)ヤクルト・高津臣吾監督(55)が29日、開幕投手の候補を4人に絞ったと明かした。選考基準については「3月29日(対中日、神宮)は非常に大事な日だと思いますが、それ以降も非常に大事な日が続いていくので総合的に考えて判断したい」と説明。
誰が、大役をつかむのか。筆頭候補は、小川だろう。昨季はチームでただ一人、規定投球回(143)と2桁勝利を達成。チームはリーグ5位と沈み、チーム防御率3・66が12球団ワーストと投手陣が苦しんだ中でエースとして役目を果たした。ここまで3年連続、通算7度務めている右腕は「責任のある立場だと思う。選ばれれば光栄なことですし、やるからには任せてもらえるように、力をつけていきたい」と意気込む。
球界最年長左腕、44歳・石川が開幕投手を務めれば、1998年の広島・大野豊の42歳7カ月を抜いて歴代最年長記録となる。自身10度目の大役に向け「そこを目指してやるのはすごく大事。状態が良くて結果残せばチャンスも増える。チャンスをもらえるように」と胸の内を明かした。
他にも来日4年目のサイスニードや、昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の高橋、2年目の吉村らも候補となりうる。高津監督は決定の時期について「そのときが来たらという感じ」と明言を避けた。し烈な開幕投手争いに注目だ。