「気持ち的にも入れ直す必要が」と高津監督。そうだろう。選手も心が折れかけているのだろう。
当然だ。人間がやることなのだから。
チームの雰囲気が良ければ、自然と力もでる。ギリギリの局面で、頑張る気持ちも起きる。
今日の山田の挟殺プレーの空タッチも、怪我をしたくないというのもあるのだろうが、どこかに、「そこまでして」という気持ちがあるから、山田も「自粛」したのではないか。
返す返す、開幕戦が痛かった。過去の実績重視の継投をした結果、ほぼ手中にしていた勝利を逃した。そこからよおーいどんで三連敗。
事実上、今シーズンは4月上旬に終わってしまった。
田口、清水と実績重視の起用ならば、素人でもできる。
オープン戦での結果、その後の荘司の好投を見ていると、やはり中継ぎの起用は失敗だった。
パワハラと言われる阿部監督だが、今日のコメントを見よ。「自分のせいで負けてしまった」。
高津からこんな言葉は聞いたことがない。いつも選手のせいだ。
外野なので、チームの内情は知らない。
しかし、チームの士気が下がっているのは想像に難くない。そして自信を失っている。失わせたのは、高津の責任だ。
選手の実力不足と言えば、その側面は否定しない。だが、限られた戦力が最大限力を発揮できるようやりくりするのが監督の手腕であろう。
怪我人の多発も、別に隕石が降ってきたわけではない。防ぐことも可能だったはずだ。
村上や塩見の復帰は時期尚早だったのではないか。長岡はその前の巨人戦ですでに兆候はあった。
プロは結果が全てだ。すべてをかけると意気込んだ開幕3連戦で3連敗し、今日を迎えた以上、何の言い訳もできない。
采配ミスを認め、責任をとれ。途中で投げ出すことは無責任ではない。
なぜなら、もう今シーズンの立て直しは不可能なのだから。