2021年から3年間の田中の成績、失点(1試合当たりの平均失点)と、田中の登板時の味方の援護点(平均援護点)を比べると以下のようになる。
2021年 23試合4勝9敗155.2回 率3.01
失点54(2.35)援護点40(1.74)
2022年 25試合9勝12敗163回 率3.31
失点65(2.60)援護点74(2.96)
2023年 24試合7勝11敗139.1回 率4.91
失点79(3.29)援護点52(2.17)
ちなみに2013年はこうだった。
2013年 28試合24勝0敗212回 率1.27
失点35(1.25)援護点150(5.36)
しかし2021年、23年は田中の失点よりも援護点の方が少なかった。また2022年もわずか9点多いだけだった。
2013年は、田中が投げた試合では味方打線が大量点を取ることが多かったのに対して、復帰後の楽天では、打線の援護に恵まれなかったのは事実である。
なにより田中自身は3年とも規定投球回数前後のイニング数を投げて、救援投手の負荷を軽減している。全盛期のような投球はできなかったにしても、先発投手の責任は果たしていたと言える。
21〜23年の3年間で投げた458回は、パ・リーグではオリックスの山本由伸(550.2回)、西武の橋光成(504.1回)、日本ハムの上沢直之(482.1回)、加藤貴之(461回)に次いで5位の成績だった。