GG賞発表、滝澤は2塁手で2位(57票)、1位は牧原(103票)。
[ショート滝澤は、出場試合基準(71試合)未達のため選考対象外]
本来、GG賞は過去の実績、打撃成績、チームの成績とは関係なく、
そのシーズンの守備力だけで選ぶべきもの。
その意味で、首位打者牧原も下手ではないが、いくら何でも2倍近い差と
いうのはおかしい。投票した記者連中の目はフシ穴か?と言いたい。
ちなみに滝澤は、先週、全米記者協会が発表したFBA賞で日本選手中の
最優秀賞を獲得している(フィールディング・バイブル・アワード賞)。
同協会では、ご丁寧なことに20年からNPBの野手も選んでくれている。
その選考基準は、守備に係る統計、データ、目視調査。
*ゴールドグラブ賞(主にMLBチームの監督・コーチが選考)とは違う。
あと最近よく目にするUZR(デルタ社の守備指標)でも、滝澤はパの2塁手
中、断トツのトップ。これは、グラウンドをいくつかのゾーンに分けて、
平均的守備者との守備力の差を数値化したもの。計算式は複雑、以下の通り。
1位滝澤15.0 / 2位石井(ハム)7.4 / 3位牧原1.8。
こちらの方が、GG賞よりはよほど実態に近い。
滝澤は、今季、規定打席に5打席足りなかった(これはベンチのエラー)。
犠打数は、23個でリーグ2位(1位…海野24個)。
盗塁数は、21個でリーグ6位(1位…周東35個)。
何かにつけイマイチの感あり。来季は一層の飛躍を期待したい。