仲田は久々の先発だったが、左打席の一本足打法で内野ゴロ3個。
長谷川にも言えることだが、今どき一本足は流行らないと思う。
投手が投げる150km台の速球は約0.4秒で、ホームベース
まで到達してしまう。
打者の動体視力としては、マウンドからホームベースまでの中間
地点にて「打つ、打たない」を判断するという(高速カメラ分析)。
時間的にはリリースから0.2秒経過時ということになる。
因みに、大谷のスプリットはこの0.2秒経過後に変化を始める
そうで、これがメジャーの打者が打てない最大の理由。
(今では肘への負担を考えて、あまり投げなくなってしまったが)
こういうご時世に、打者が片足を一定の高さまで上げるのに
0.2秒かかる。上げっ放しでは打てないので次は下すわけだが、
これにも同じく0,2秒かかってしまう、合計0.4秒経過。
これだと、もう投手が投げた球は、ホームベースに到達してしまう。
足を上げるもう一つの目的は、反動を利用してボールを遠くへ飛ばす
ことにある。だが、これも怪しい。
足を下すという上下と前後の単純な動きだけでは、ボールは飛ばない。
ボールを飛ばすためには、上半身と下半身の捻転差が必要。
阪神の森下は、足を低く上げた後、つま先を2度地面につけてタイミング
を取っているが、2度目はかなり捕手側(右足側)につけている。彼の場合、
この2ステップ目が、腰にため(ひねり)を作ってスイングを鋭くしている。
現在、21本塁打83打点の成績を残しているが、体は決して大きくない。
また、低ステップのため目線も動かずミートに専念できる。
以上、素人見立てだが、長谷川に一度森下の打ち方を試してもらいたい。