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深田（ふかた）駅。　愛媛県北宇和郡鬼北（きほく）町　JR予土線。
盆地の中の農村部に位置する長閑で小さな無人駅です。ホーム1本線路1本の単純な構造。しかしホーム上に庇つき待合スペースと手洗所とが一体化した建築物が設置されています。待合スペース裏に記された「深田駅」の文字が駅の表札代わり。駅前広場がありますが未舗装で電話ボックスがポツンと。隣駅で鬼北町の中心・近永（ちかなが）行きの1両ワンマン普通列車がホームから離れていきました。

鬼北町に隣接する宇和島市の宇和島東高校。これまで春4回夏9回甲子園に出場しています。甲子園初登場は1987年夏。この大会は初戦敗退に終わりましたが、間髪入れず翌1988年春に甲子園出場を果たすと、「牛鬼打線」を看板にあれよあれよという間に勝ち上がり春の甲子園初出場で初優勝、と鮮烈な印象を残しました。それ以後、90年代には3回の春夏連続出場を含めて春夏計8回の甲子園出場、すっかり甲子園常連校となりました。しかし2000年代に入ってからは2010年夏2019年夏と今のところ2回出場したのみとなっています。今秋の愛媛大会では3位に入りその後四国大会に出場しましたが、初戦で高知商業高校に5ー8と逆転負け。来春での甲子園帰還は厳しい情勢になりました。