2012年、長年ホークスのショートを守って来た川�ｱが渡米、後継として今宮・明石がポジション争いをしていた時の事だ。

4月18日オリックス戦、３−４の８回守備固めに入った今宮、１死満塁のピンチで当たり損ねの打球が目の前に転がって来た。ホームゲッツーと思った瞬間、今宮の送球がそれて暴投になり二人の走者を生還させて、３−６とリードを広げられた。

プロ初安打を記録する前の初エラーだった。しかも試合を決定づけるタイムリーエラー。秋山監督が投手交代を告げ、マウンドに集まった内野陣の中で、今宮は泣いていた。悔恨の涙だった。

しかし、この涙が今宮を強くする。以降、1575試合でショートを守り、守備率は983。５年連続ゴールデングラブ賞の名手が誕生した。

彼はフライを捕る際、両手でキャッチする。少年野球で教わるその丁寧な捕球は、プロでは大変珍しい。『初エラーの悔しさを心に刻んだ』という自らの姿勢が、そうさせているのだろう。

その今宮の故障離脱で、開幕ショートを争うジーターと庄子。昨日は二人とも失点につながるミスをしていた。グラブさばきは上手いし、動きも機敏だが、今宮が与えてくれるような『絶対的な安心感』は、まだない。

『涙を流すような』大きなミスを、一度経験しなくてはいけないのかも知れない…。

>>445704
昨日の夜に巨人対オリックス戦を見ましたが地元九産大の浦田を取るべきだったのでは？と思いました
守備は安定しているしバッティングセンスも良いし小柄だけど今宮の後継者になれるガッツがあると思いました
庄子はまだボールとバットがかけ離れたスイングを繰り返しているし時間がかかるでしょうね