八王子のヒマ鷹 (ID:MzY2OTd)
ホークス物語59(ダイエー編)

自衛官の7割は、九州出身だそうだ。

『男に生まれたからには、国を守るのは当然の責任』同地には、そんな自己犠牲の考えが根底にあるのだろう。歴史的には防人の血が流れているのかも知れない。岸川勝也は、そんな九州男児の典型の様な男である。

佐賀北時代に46本塁打の実績で85年入団。バナザードが『メジャーでもパワーで負けた事はないが、岸川だけには叶わない。』という程の怪力の持ち主だ。1日1000本の素振りでスラッガーに成長。89年には26本塁打(内3本のサヨナラ本塁打は当時の日本記録)を放った。同年の東西対抗でサイクルヒット。91年までの3年間に毎年20本以上の本塁打で平和台を沸かせた。

91年8月、守備中に打球にダイビングして半月板を痛め、選手生命を短くしてしまった。守備でも全力プレーする姿勢が大怪我につながったが、『チームの為に身を投げ出すのが私のプレースタイル』と全く後悔はしていないという。

『打者は7割凡退するが、その凡退がチームの為になるものでないといけない。』スラッガーには珍しい、チームプレー優先の野球哲学を持っている。これが巨人移籍後、原監督に認められ打撃コーチに就任。坂本勇人や松本哲也を育てている。

原監督辞任時、球団から慰留されるが『私は、原監督に認められたコーチ。彼が辞めるのなら、続ける訳にはいかない。』と退任している。ここでも義理堅い岸川ならではの決断だ。

6年前の宮崎でのホークス・巨人OB戦。ベンチの野村監督の周りには遠慮して誰も近づかない。そんな時、真っ先に挨拶に行き、歩けないノムさんを見かねて『監督、私の肩につかまってください。』と歩行を補助したのも彼だった。『気は優しくて力持ち』岸川らしい行動だ。

RKB毎日放送の岸川解説、男らしい九州男児解説が聞きたい方は、是非聞いてみて頂きたい……
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