八王子のヒマ鷹 (ID:MzY2OTd)
南海ホークス物語㊿

「公園でおっさんがキャッチボールをしている様な球を、何故打てないんだ!」阪急ベンチの上田監督が、よく怒っていた。そんな西川佳明のピッチングであった。

PLのエースとして選抜優勝投手。法大では16連勝の六大学記録。ロス五輪金メダル。130キロの直球と、90キロのカーブで、打者のタイミングを外す投球術は「芸術品」の様だ。杉浦監督は「阪急の星野より上手い。」と評価していた。

ルーキーイヤーに10勝を上げ、普通なら新人王当確であるが、運悪く清原に取られた。昭和63年オープン戦では、ヤクルト相手にノーヒットノーラン達成でオープン戦大賞を獲得。西武との開幕戦もあわやノーノーの好投を見せている。

その後、背中を傷め、速球の切れを失って選手寿命は7年で終わる。引退後はプロゴルファーを目指すが挫折。

現在はトラック運転手として、49歳で授かった10歳の長男と奥様の生活を支えている。「息子が20歳になるまで、あと10年、69歳まで頑張ります。」厳しい第二の人生だが、ピッチングスタイル同様、飄々と余生を送っている。

現役時代は、その実力に比べ不運な野球人生であった。

今度こそ、家族3人で幸せを掴んで欲しいものだ……
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⚾️好きな選手:牧原、周東、モイネロ、スチュワート
就活編集削除⚽Jリーグの日🕑

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