山川、ドスコイを50回は見たい! (ID:MzY2OTd)
南海ホークス物語21

昭和46年、南海対東映の試合前、野村監督は東映の打撃投手をしていた長身の投手に目を止める。制球はそれほど良くはないが、長身だけに角度がよく球が速い。打者が打ち難そうにしていた点に注目したのだ。

シーズンオフ、野村監督は東映の田宮監督にトレードを申し入れた。最初から「江本を下さい。」と言うと警戒されるので、佐野と高橋博の交換を申し入れ、「バランスを取るために、打撃投手で背の高い何とか言う投手も付けて欲しい。打撃投手も欲しいので……」「江本ですか?」「そうそう。そんな名前だった。」

名前も忘れた振りをする等、手の込んだ事までして獲得した。それほどまでして欲しい人材だったと言う。

トレードが成立し、大阪球場に挨拶に来た江本に、野村は背番号16を用意していた……「お前はいづれ、うちのエースになる投手や。後でやるのも、先にやるのも同じやから、先に16番をつけとけ……」

「それまで、0勝の打撃投手。東映もドラフト外で入り、周りから期待などされた事のない俺に背番号16………背中に電気が走る様な武者震いを感じた……」その時の気持ちを江本は後に語っている。

翌年のキャンプ、練習嫌いの江本が、誰よりも早くグランドに出て走り込みをしている姿を見て、一緒に東映からやって来た佐野は「腰を抜かすくらいびっくりした…」と言う。

昭和47年、江本は期待通り16勝を挙げ、文字どおりエースの活躍を示し始める。

選手の潜在能力を見抜く眼力は、監督にとって一番大切な能力だと思う……
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⚾️好きな選手:牧原。今日から山川
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