>>548063
「野球は数字に支配された競技」と言われますね。順位はもちろんのこと、個人タイトルは全て細かい数字で決まり、査定も生涯成績も全て数字。
でもそこは人間がやるスポーツ。そして人間が観戦するスポーツ。なので「ジンクス」「勢い」「流れ」等という、数字では説明がつかないものが熱く語られる。例えばよく言われる「2年目のジンクス」。ルーキーが活躍して翌年に成績を落とすと必ずこれが言われる。相手チームに研究されるからだ、というのはあるだろうけど、そもそも「2年目に更に成績を上げた選手」を誰もデータ化していない(誰かしてるのかな?)。例えばGの長野は新人王を獲った翌年に首位打者になってる。「彼に2年目のジンクスなど無かった」と讃えられても、そもそもそんなものがあるのかどうかもわからない。
人間の心理として、観る側のどこかに「そんなに甘い世界じゃない」「一度苦労した方がいい」などという思いがあるのではないでしょうか。
「サヨナラ勝ちは翌日以降にも勢いがつく」というのも、データ的にはどうなんでしょう。林の殊勲打で先日劇的なサヨナラ勝ちをしましたが、翌日は負けて、林も打てていません。そもそもサヨナラ勝ちって大勝でも楽勝でもなく、最終回(もしくは延長戦)まで勝ちきれずに苦戦した試合展開ですし。
特定の球場が苦手というならわかりますが、あちこちでやる地方球場で成績が悪いというのも、データとしてはあっても、説得力のある理由は無いと思うのです。
「新潟でやるのやめよう」なんて言ったら、新潟のベイファンに申し訳ないですよね。どこにいてもみんな応援してるんだから。