今年も終了。セリーグ優勝をしたがなんか喜びも今一つという感じです。
「ブルペン(=リリーフ専門)」でしか成功経験していない人が監督を務めるのはかなり難しいのがプロ野球の世界だと思います。なぜ「ブルペン出」だけでは監督は難しいのか。
@ 試合全体の視点が持ちにくい
リリーフ投手は、基本的に終盤の数イニングにしか関わりません。チーム戦略全体(攻撃・守備・采配の流れ)を把握する機会が少なく、「試合全体を見渡す経験」が限られがちです。
監督は、1回から9回までの戦略をすべて組み立てる必要があります。
A ベンチワークの経験が少ない
ブルペン投手は、試合中はベンチではなくブルペンにいる時間が長いです。そのため、監督やコーチが試合中どんなやり取りをしているか、どう采配を決めているかをリアルタイムで見る機会が少ないです。
B 選手全体との接点が限られる
リリーフは投手陣の中でも、打者や守備陣との交流が少なめ。
監督には、打撃・守備・走塁などあらゆる分野を理解し、全ポジションの選手をまとめる力が求められます。
今の藤川監督はまさにこの弱点通りに、采配面で多くの批判を浴びている状態です。
引退後にコーチやフロントで視野を広げる努力をすれば、ブルペン出身でも監督の道は開ける可能性はあったと思いますが。
来年も続投は既定路線ですから、ファンのためにもせめてベッドコーチを置くとか、コーチの意見を聞き独断采配は封印するとか努力していただきたい。このまま、星野監督のような熱血指導とかは絶体止めてください。