32863旅する横道逸夫ちゃん 
>>32844

海路(かいじ)駅。熊本県葦北(あしきた)郡芦北(あしきた)町 JR肥薩線
※2004年下車。熊本県八代市の八代駅から日本三大急流のひとつに数えられる球磨川に沿って山間部に分け入り鹿児島県霧島市の隼人駅に至る、車窓風景が楽しいローカル線の肥薩線。ところが2020年7月の豪雨により、八代駅⇔(人吉駅)⇔吉松駅の区間は球磨川の氾濫等もあって壊滅した駅が出たり道床が流されたり、と設備が甚大な損傷を受け、以来復旧工事もほとんど手つかずのまま運休中となっています。更に、本年は吉松駅⇔隼人駅の区間も豪雨により被災し列車の運行が不能に。ということで現在は、肥薩線全区間が運休中という事態となっています。
八代駅⇔人吉駅の区間は、2033年頃の復旧を目指して鉄道で再建されることが決定しましたが、この区間内の3駅は再建されないとの決定もなされました。こちらの海路駅は残念ながらその3駅の中に含まれています。このような立地↓↓ですし、再建したとて利用者はあまり見込めないと判断された模様。まあ、この写真の様に駅周辺に人家がほぼ無しという環境ではそう判断されても仕方なし…。
海路駅は駅舎をもたない無人駅で、単線区間に短いホームを1本くっつけただけの構造、ホーム上には小さな待合スペースがあるだけの簡便な造り。しかし、待合スペースに置かれたベンチに座ると、目の前には球磨川。静寂の中でこの付近ではわりと穏やかな球磨川の流れを見つめつつ物思いにふけった時間は、逸夫ちゃん👶にとっては至福の時間でした。ですが、海路駅からこの風景を見ることはもうできません、残念。
通過して行った列車(←だいぶ遠ざかった😅)は人吉駅始発の熊本駅経由別府駅行き「九州横断特急」。なんともスケールの大きな列車名です。熊本駅⇔別府駅ではまさしく九州を横断し「看板に偽り無し」ではありますが2両の短編成で車掌乗務の無いワンマン運転…。但し時間帯によっては、女性客室乗務員によりワゴンでの車内販売が行われるってことで、特急らしいのか特急らしくないのか…、という特急列車です。
    〈続く〉
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💬 返信コメント:2件

32867脇道逸太 
>>32863

八代の高校も頑張ってください。
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32865旅する横道逸夫ちゃん 
>>32863

    〈続き〉
芦北町に唯一所在する高校が、県立芦北高校。芦北高校は球磨川からはやや離れた八代海沿岸部にあるのですが、先述した2020年7月の豪雨により学校が浸水被害を受けて野球部も野球用具が流されるといった出来事に見舞われたということでした。しかし豪雨災害直後の夏の熊本県独自大会には各方面からの支援もあって出場が叶いました。支援に対しての恩返しの勝利とはいきませんでしたが、豪雨災害という不測の事態で全体練習もままならなかったのではないかと。しかし、同年の秋季大会では1勝を挙げ、これが支援に対しての恩返しの勝利となったのではないかと思われます。

今秋の熊本県大会。県1位は、県立熊本工業高校でした。準決勝では今夏の熊本県代表・東海大学熊本星翔高校を、決勝では今夏の熊本県大会準優勝・有明高校を、それぞれ下しての見事な県1位。続いて行われた九州大会では2勝を挙げて4強入りを果たし、来たる選抜大会には2017年以来9年ぶり22回目となる出場が確実視されています。背番号「4」ながら投手として九州大会では大車輪の活躍を見せた右腕・堤君に注目が集まりそうです。押しも押されぬ強豪の熊本工業高校ですが、選抜大会での勝利は2007年が最後、まずはそれ以来19年ぶりの勝利を勝ち取ってもらいたいと思います。

熊本県の高校野球は、2023年春季県1位及び春季九州大会優勝、今夏の県大会準優勝、の有明高校や2024年の選抜大会に春夏通じて初出場した熊本国府高校、と、私学新興勢力の躍進が目立ちます。加えて、2024年春季県1位が文徳高校、2024年秋季県1位が専修大学熊本玉名高校、等と、新興古参入り乱れて県1位校が目まぐるしく変わるという状況。各校の力が拮抗しているのか、ハタから見るぶんには面白い状況、という感じになっています。
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