山川、ドスコイを50回は見たい! (ID:Yzg4ZDV)
南海ホークス物語S

昭和45年、野村丸の船出は、「ブレイザー野球教室」から始まった。キャンプ中の毎晩、全ての選手を対象に『メジャー流の高度な野球理論』が叩き込まれる。

ブレイザー「桜井君、投手は1打席に3つのストライクを投げてくる。君は、どのストライクを狙う?」
桜井「……」
ブレイザー「日本の全ての打者の第一ストライクの打率は3割1分、第二ストライクは2割4分、第三ストライクは1割8分だ……打者は、第一ストライクを狙うのが理屈に合っている。」

最初は眠そうにしていた選手達が、いつの間にかメモを取り始め、何かを吸収しようとする顔つきに変わって来た。……昼間は、フォーメーションプレー、ピックオフプレーの反復練習だ。何れも、当時の日本では見たこともない真新しいものばかり。年に一度、使うか使わないかのトリックプレーも訓練した。

この年のキャンプの様子を、入団3年目の藤原が次の様に振り返っている……「前年負け続けた時は、試合に臨むのに憂鬱な気分にさいなまれていた……また今日も負けるのかと……ところが、ブレイザー教室で勉強したこの年は、『早く試合がしたい…』とワクワクした気持ちになった……皆、学んだ事を実践したくて、ウズウズしていたはずだ……」

前年最下位のホークスは、この年、2位に躍進する……殆ど戦力補強せず、同じメンバーで挑んだが、野村監督によると「俺達は、ちょっと高度な野球をやっている」と言う意識が選手の間に生まれたのが一番大きかったと言う……選手達が自信を持ち始め、結果は全く違うものになっていた。

「人を育てる」と言う事は、「自信を育てる」と言う事の様だ。

今年のキャンプは、そんなキャンプにして欲しい……
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⚾️好きな選手:牧原。今日から山川も
バスケ編集削除⚽水戸vs清水🕑

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