7回の裏、オリックスのセカンドに安達の姿があった。このシリーズ初めての起用。ロドリゲスをファーストに代え、久し振りに見る名手セカンド安達…しかし、この回は5番ノイジーショートゴロ、6番佐藤ファーストゴロ、7番坂本サードライナーと安達は1回もボールにさわることなく3者凡退に終わった。悪夢の8回裏は、その安達の1塁悪送球から始まった。ピッチャー山崎爽一朗にしてみれば、7番木浪のボテボテのセカンドゴロは完全に打ち取ったはずだった。
考えられないようなイージーミスはなぜ起きたのか?我がファイターズの今シーズンを振り返って見ると、久し振りに起用されたショート(上川畑・中島卓)、あるいはサード(野村・清宮)で、まさかのエラー!と言う場面が何度か繰り返された。外野でも見た。守備位置を代える事、そのタイミング、今回の日本シリーズ第5戦はものすごい教訓を与えてくれた気がする。