高校野球西東京大会▽1回戦 日大鶴ケ丘10―0筑波大駒場=6回コールド=(24日・市営立川球場)
全国屈指の進学校ながら、昨夏の西東京大会で32強入りした筑波大駒場は、強豪・日大鶴ケ丘を相手に5回まで0―4と大健闘を見せたが、6回に一挙6失点。コールド負けで最後の夏を終えた。
東大の合格者数ランキングは上位の常連で、今春の合格者93人は、開成(東東京)の185人に次いで全国2位。1学年が160人程度ということを考えると、驚異的な合格率を誇る。山下庸太主将(3年)も「東大の理系学部か国公立の医学部志望です」という。
コロナの影響で約4か月も野球ができなかったが、「もともと、夏の大会が終わってから本格的に勉強を始めるつもりだったので、特に辞めたいというような声は上がりませんでした。勉強と自主練習の両方を集中してやってました」と山下主将。6人いる3年生は1人も欠けることなく、最後の夏を迎えた。
野球部は6月末にようやく練習を再開したが、学校の方針で平日のみ週2回、2時間弱の練習にとどまった。練習試合は1度も行わず、「練習自体も7〜8回しかやってない」(朝木秀樹監督)という状態。ぶっつけ本番で大会に臨んだ。
それでも、エース右腕・川端輝(3年)を中心とした粘り強い守りで競り合いに持ち込んだ。山下主将は「思ってたよりも、序盤はいいゲームができました。打って点を取ろうというチームなのに得点できなかったのが悔しいですけど、守備でもいいプレーが出てたし、いい試合ができたのかなと思ってます」と涙はなかった。
07/24 14:05
スポーツ報知
残念ですね