>>841433
ワシも、<ほく>さんと全く同じ気持ちじゃ。
彼がカープを馬鹿にしたとも思えなかったし、まあ所謂「若気の至り」じゃろうと思う。
無邪気と言えば無邪気、長幼の序とか儒教道徳の見地から生意気と言ってしまえば生意気、一流の人間の見地から遠いがゆえの無知、とも言える。
若いがゆえの幼い振る舞いゆえ、気にしなければエエのではないかの?
それより、真の高みを目指す男というものは、<優れたものに対する尊敬の念>というものを常に抱いているものじゃと、つくづく痛感する。
体操の内村航平にしても、自分を追いかけてくる若い世代や、外国人選手の優れた技を見ると、まず嫉妬するよりも感心していた。
フィギュアスケート男子でも、日本のエースと目される選手たちは、敵が四回転ジャンプを連発して圧倒的な点数の差をつけられると、悔しいという顔をするより、
「いいものを見た」とばかり嬉しそうな顔をして笑っていた。
それと似たような現象が、いまドジャースのチームメイトの間に起きている。
大谷クンは火曜に第6号HRを放ったが、時速191kmの打球速度が自己&ドジャース史上最速の一発になったのに対して、同僚のアウトマン選手が試合後インタビューで、
「ショウヘイのホームランの話をしてもいい?あれは常識外れだった。あんなの見たことないよ」と、無邪気に他人の偉大さを讃えた。
カープで言えば、時に気の利いた行動とふだんは寡黙な職人技で、同僚・後輩から崇拝される存在として光っているのは、いわずと知れた菊地涼介じゃろう。
菊ちゃんも私生活上は色々あるじゃろうが、グラウンドでの振る舞いや技は、一流の紳士として尊敬を集めるものじゃ。
昔「○○軍は紳士たれ」と言ったココロには、子供たちが真似するかもしれぬその行いが模範たらねばならん、との配慮があったと思うが、
今その球団は、子供の価値観に悪い影響を与える金満集団と化し、紳士たらんとする意志からは遠い。
ワタライのような子供の振るまいに対しては、オトナの度量でそれを許容し、彼がいつか自分の至らなさを知るのを待つのが一番じゃ。
ワシは、菊ちゃん、上本、小園、矢野、堂林など地味ながらも守りの技術を擁する野手が多く、またその態度がみな紳士的な選手が多いカープを、誇りに思っておる。